電子工作のナゾの単語
電子部品等を購入する際に参考にするデータシートだが、これが昔はサッパリ判らんかった。
と言うのも、色々な前提が多く割に、その説明が省かれている事が多いからだ。
ここでは、初心者が良くパニックを起こす単語と、その解釈方法を記す。
ちなみに僕は初心者に毛の生えた素人なので、鵜呑みにはしない様に…
VDD/VSS
電源のプラスとマイナス。
- VDD = プラス
- VSS = マイナス
VDDD/VDDAとあった場合は、VDD(D)デジタル/VDD(A)アナログ、とかそんな感じの意味。
VSSとGNDは必ずしも同じ電圧をさしている訳では無いので、注意する必要がある。
バイパスコンデンサ
データシートに載っているサンプル回路には、パスコンが省かれている事がある。
役割としては、電源電圧の揺れや、急な消費電力の増加によって、電源からの電気の供給が追いつかない時に、電源の代わりに電源ピンに電気を送ってあげる役割を持つ。予備電源みたいな物。
急な電圧変化に付いていく為には、求められた時に直ぐに電気を送れる必要があります。
その為には周波数特性が良いと言われているコンデンサを選ぶ必要がある。
ホビーユーザーでは、積層セラミックの0.01u〜0.1uの物が採用させる事が多いみたい。
また、出来るだけ供給先の近くに配置してあげる必要がある。いくら電気が速いとは言え、運ぶのにも時間が掛かるんだよね。
だいたいの場合において、パスコンを付ける方が良いが、なんか難しい理論によっては?そうでも無い事もあるらしい?
プルアップ/プルダウン
トランジスタを扱ったり、何かのICを扱ったりする時に「何番ピンはプルアップして下さい」とか書いてある時がある。
プルアップとは、そのピンに掛かる電圧を高い状態(大体は電源電圧と同じ)で保持してあげる事を意味します。
プルダウンとは、そのピンに掛かる電圧を低い状態(大体はGNDと同じ)で保持してあげる事を意味します。
プルアップやプルダウンを行う際に、抵抗を挟む事があるのですが、データシートに載っている回路図には抵抗値が書かれてない事が多いです。
オペアンプの電源
データシートに出てくる回路図には、オペアンプの電源が描いてない事が多い。または描いてあったとしても、何処とも接続されていない。
オペアンプには必ず電源が必要なので、描いて無くてもキチンと接続しないとダメ。
オペアンプには、単電源の物と両電源の物があるので注意する事。
カップリング/デカップリングコンデンサ
こいつらは名前から用途が想像出来ない部門上位入賞者。
カップリングコンデンサ
こっちは直流成分をカットする為の役割を主としたコンデンサで、導線の中に直列で差し込む。交流成分だけを取り出すので、マイクなどのセンサーとよく使われる。
詳しい話はググって頂戴な。
デカップリングコンデンサ
カップリングコンデンサと違い、交流成分をカットする為に使われます。
何でこんな名前が付いたのか全然判らん。